病棟でフルタイムとして働く看護師は、平均として毎月4回以上は夜勤に従事するのが一般的です。
夜勤を無理なく継続する最大の鍵は、体内時計の調整にあります。
私たちの身体には、朝日を浴びて目覚め夜に眠るという「サーカディアンリズム」が備わっているからです。
夜勤はこのリズムを一時的に組み替えることになります。
そのため、食事や睡眠を工夫し、生活習慣の軸を大きく崩さないよう調整することが、心身の健康には欠かせないのです。
食事の工夫のポイントとしては、夜勤前後に重い食事を摂らないことが挙げられます。
特に夜間に重い食事を摂ると、消化にエネルギーが奪われて強い眠気に襲われるなど、体調が狂いやすくなります。
勤務中は軽食に留め、明け方に栄養バランスの取れた胃腸にやさしい食事を摂るなど、自分に合うスタイルを見つけましょう。
夜勤後の日中に眠る際は、遮光カーテンやアイマスクを活用し、夜に近い暗い環境を作って脳を休息モードに導くのがベストです。
また、夜勤前後の光のコントロールを意識すると、よりスムーズに生活リズムを整えられます。
夜勤明けに帰宅する際にサングラスを着用すれば、強い直射日光を避け、脳の覚醒を抑えてスムーズな入眠を助けることができます。
反対に、起きた後はしっかりと光を浴び、シャワーを浴びて交感神経を刺激することで、活動モードへの切り替えがスムーズになります。
どうしても夜勤による不調が改善されず、体調管理が難しいと感じる場合は、日勤メインの職場や規則正しい生活が送れる職場への転職も考えた方が良いでしょう
それは、自分の心身を守り、看護師として健康に働き続けるための大事な選択です。