看護の仕事は、常に複数の状況を同時に把握し、瞬時に判断を下すことの連続です。
看護師のほとんどは、点滴の管理をしながらナースコールの対応をし、さらに医師の指示を確認するといった、マルチタスクを常時こなしているでしょう。
そんな中、仕事が終わっても頭が冴えて眠れなかったり、些細なことでイライラしたりしていないでしょうか。
それはもしかすると、脳がヒートアップしているサインかもしれません。
絶え間なく情報を詰め込み、複雑かつ複数の処理を繰り返し続けると、脳は疲弊し切って、回復が追いつかなくなってしまいます。
思い当たる節があるのなら、日頃から脳を休める意識を持つことが大切です。

脳の疲れを癒やすためには、意識的に思考を止める時間を持つ必要があります。
現代の私たちは、仕事中だけでなく、休憩中や帰宅後もスマートフォンを通じて大量の情報に触れ続けているからです。
ぜひ、週に数回、あるいは1日のうち数時間だけでもスマートフォンから離れるデジタルデトックスを取り入れてみてください。
画面から流れてくる情報を遮断するだけで、脳への過剰な刺激が抑えられ、驚くほど心が穏やかになるのを感じられるはずです。
また、手軽にできるリセット方法としておすすめなのが瞑想です。
こちらは難しく考える必要はありません。
静かな場所で目を閉じ、自分の呼吸の音にだけ集中する時間を数分間作るだけで十分です。
過去の反省や未来の不安といった雑念を手放し、ただ「今、この瞬間」の感覚を意識することで、ヒートアップした脳をクールダウンさせることができます。
自身のケアを後回しにしがちな人ほど、脳に静寂と癒やしを与える時間が必要なのです。